
「本物のロックはメディアの中にあるんじゃねー。ライブという生身の音の中にあるんだ」
エッグマンという地下蔵にこもり、毎日、アーティストの才能を醸造醗酵させている自分はそう考えている。いつも! いつも! いつも! 狂ったように考えている!
いくらスタジオの技術が向上しても、アーティストがステージ上で飛び散らせる汗や唾は再現できない。本当のロックファンにとって、ヘッドフォンで聴く音は、ライブの記憶を甦らせるものでしかない。だから、理屈じゃなくて、「なんかスゲー!」と感じてもらえるライブイベントを実現したかった…こんな気持ちから、『惑星サミット』というライブイベントは生まれた。
第1回にアーティストが、参加してくれた。YUEY、近藤智洋(ex.PEALOUT)、SCOOBIE DO、そして、もちろん、このイベントのタイトルにもなっている、『惑星』。大型野外フェス、数百人規模のライブハウス、場所を問わず、ロックとは何かを演奏のみで体現してきた『惑星』抜きでは、このイベントは成立しない。どんなにビッグバンドをたくさん並べても、意味がない。もちろん、これから毎月行われる『惑星サミット』では必ず惑星のパフォーマンスを見ることができる。
このマガジンの編集部からはライブレポートを書けと言われているが、それはできない。自分自身が一人のロックファンとして我を忘れて楽しんでしまったからだ。ところどころ、飛んでいる記憶の中で、残っているシーンがある…3人組バンドYUEYがステージに現れた時に組んだ円陣。ギターにありったけの感情を叩きつける近藤智洋の姿。SCOOBIE DOコヤマ君の「渋谷のライブハウスで今この瞬間一番熱いのはエッグマンだ!」という叫び。いつもはたんたんと演奏し続ける惑星キシダ君のロングMC。紙にMCを書いて、それを読みあげるキシダ君のはにかみ顔が忘れられない。最後に遊びにきてくれたお客さん達に一人、一人にありがとう—惑星サミットはもっとすごくなります。









