No.1 伊藤信吾 男前豆腐店株式会社

豆腐を武器に、日本のマーケットに革命をもたらした男前豆腐店による「お豆腐革命」。
身近にあるもので大革命が起こせることを 男前豆腐店は教えてくれた!
PROFILE
伊藤信吾(いとう しんご)
1968年、千葉県生まれ。'91年明治大学経営学部卒業。 シンガポールの貿易会社、東京・築地場内の水産会社勤務を経て、'93年、茨城県の三和豆友食品に入社。 '04年に「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」を完成させる。 '05年3月、男前豆腐店を設立。同年9月に、会社を京都府南丹市に移転。さらに06年秋、山梨清里工場も完成。
キムタクのかっこよさと違うかっこよさを追いかけ…悶々。
――男前豆腐店のこれまでの道のりを書いた本「風に吹かれて豆腐屋ジョニー(講談社)」が今年、バカ売れしました。その中に出てくる「悶々(もんもん)」という言葉が、伊藤さんのエネルギーの源になってるように感じたのですが。
伊藤 そりゃ、男が全員キムタクだったらみんな幸せかもしれませんけど、隣にキムタクがいても、オレの方がモテるって環境にもっていくにはどうしたらいいか、みたいな不届きなことをいっぱい考えるわけですよ、自分は。それが悶々なんです。簡単に言っちゃうと、キムタクのかっこよさとは違うかっこよさってどういうものなんだろう、というのをずっと追っかけてきたんですよ。かっこいいものの基準をリセットしたいという願望がすごくあって…だからって、別に今だってキムタクに対して勝ち目はないんですけど。
――その悶々で新しいかっこよさを作りあげ、今年、豆腐製造・販売企業としてはあり得ないくらい様々なメディアにとりあげられた。注目されすぎて逆に不安になったりしないですか。
伊藤 いやー、不安感はないです。でも最近思うのは、これがバンドだったら、武道館でライブしてほんと解散したいんですよ。良い時に終わるっていうか。そういうのはちょっと考えちゃいます。でも企業の場合、そういうわけにはいかないんで、次から次に転がさないといけないじゃないですか。僕自身の中に、次のビジョンがあるので、早いとこ、そっちに行きたい、ただそれだけですね。
あと、有名になったら物事がつまんなくなるという捉え方もありますけど、有名になったら有名になったで、まだまだおもしろいことはいっぱいあってですね…逆にいろいろなことがやりやすい。今まではグッズを作る時も、なぜ男前豆腐店なのか、と会社名を説明するところからはじめないといけなかったのが、今はそれを省けるので楽ですよ。
――男前豆腐店といえばグッズ。そこがやりやすくなったのは大きいですね。豆腐店と言いながら、なぜかCDまで出しちゃう。
伊藤 もう、どんなにバカにされてもCDだけは出し続けていって、最終的にはベスト版を作るのが目標ですね。ベスト版と言いながら、「今まで出したの全曲入ってるだけじゃん!」みたいな、30何曲入りみたいなの。
――ハハハ…そこでも裏をかいてしまう、と。今後もずっと裏をかき続けちゃう感じですか。
伊藤 裏をかき続けるかは分かりませんが夢はあります。これは、完全な夢だし、失敗するかもしれないですけど、海外で豆腐をもっと広められないか、ということは考えていますね。これを実現させるために今、地道な努力をしているわけですけど。

















