No.9 いきものがかり アーティスト

約1年前、デビュー曲「SAKURA」がCMの楽曲に採用され大反響。続く「HANABI」もオリコン上位にチャートイン。ツアーチケットが発売直後SOLD OUTとなる人気アーティストになった「いきものがかり」。全てが順風満帆に見える彼らだがデビューする前には、ほぼ解散状態の休止、大学受験の失敗、音楽大学での挫折など揺れに揺れ続けた時期があった—。
PROFILE
いきものがかり
1999年2月、高校の同級生だった水野良樹と山下穂尊によって結成。ユニット名は水野・山下が小学校1年生の時、一緒に「生き物係」をしていたことに由来する。同年12月に同級生の妹、吉岡聖恵が加入。2006年3月15日エピックレコードジャパンよりメジャーデビュー。デビューシングル「SAKURA」が大きな反響を呼ぶ。
いきものがかり Official Website http://www.ikimonogakari.com/
バラバラな3人が「いきものがかり」でのみ
つながっているんです(山下)
——先程、撮影をしていた時、いきものがかりは3人で立っている時のバランスがすごくいいなと感じました。性格的な関係でいうとどうですか?
水野「性格は3人ともバラバラなんですけど、あんまぶつかり合わないというか。足りない部分をうまいこと3人で補いあってる感じがしますね」
吉岡「インドア派・水野とアウトドア派・山下みたいな感じで行動パターンまでバラバラ」
山下「そのバラバラな3人が、いきものがかりでのみつながっているんです。だから、プライベートで遊びに行くこともほんとなくて。それは高校の時からずっとそうなんですけど」
——水野さんと山下さんが高校時代に結成したユニットがいきものがかりの始まりですね。そのユニットはどのようにして生まれたんですか?
水野「最初は、よこしまな気持ちしかなくて(笑)。ゆずのブームを見てて今、路上ライブやったら女の子にもてるんじゃないかという、音楽と関係ないところから始まったんですよ。でも、同じような男2人組がそこらへんじゅうにいて、これはつまらないな、と。地元では男女混合でやっている人たちがいなかったので、女の子のボーカルを入れたらおもしろいんじゃないかな、と山下と話していたところに、知り合いだった吉岡の兄ちゃんが『うちの妹、歌上手いよ』とタイミングよく紹介してくれて、誘って3人になりました」
吉岡「とはいっても、うちのお兄ちゃんとリーダー(水野)が親しかったわけでもなくて(笑)。お互い違うバンドをしてて、その流れで、ちょっと顔見知りだったくらいなんですよ」
水野「プライベートの用事で昨日初めて吉岡の兄ちゃんから電話をもらって、そん時に彼の携帯番号を知ったんですよ。知り合って8年たってやっと携帯番号を知るくらいの仲(笑)」
——吉岡さんは、路上ライブに抵抗はなかった?
吉岡「自分も、中学生の時に見たゆずは衝撃的だったんです。でも楽器できるわけじゃないから、友達と2人ハモりながら、学校の廊下でライブをしてたりして(笑)。元々、路上で歌うってことに興味があって一度試してみたかったんです。タイミングが良かったって感じです」
受験が来たら、はい解散みたいな…高校3年の夏に解散!休止!(水野)
——結成した当初からプロ志向はあったんですか?
水野・山下「全然、なかったです!」
吉岡「私はちょっとありましたけど…」
水野「個人個人ではちょっとあったかもしれないけど、いきものがかりとしてプロデビューっていうのは3人ともなかった。放課後の部活動みたいなイメージだったんですよ」
山下「遊びですよ。遊び。お金使わなくていい遊びみたいな。ライブハウスなんてそうそう使えないし、おのずとお金のかからない路上中心に。で、やっているうちにお客さんが集まるようにはなりましたけど、それも高校卒業すれば終わるだろうみたいな雰囲気でしたね」

















