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No.16 中村 中 アーティスト

衝撃の「リンゴ売り」に触れて 中村 中

6月27日に中村 中がリリースするニューシングル『リンゴ売り』。ライブ会場で初めてこの曲を聴いたとき、かつてない衝撃を覚えた。一人の人間の魂を感じた。その後、何度聞いても自分の内面に衝撃があった。しかも、この曲が19歳の時に作られたと聞き、さらなる衝撃に襲われた。何度も衝撃という言葉で表現したが、それしか言葉が見つからない。そんな曲だ。

PROFILE

中村 中(ナカムラ・アタル)
1985年生まれ。2006年6月28日シングル「汚れた下着」でデビュー。セカンドシングル「友達の詩」がロングヒット。先日TBS系全国ネット「中居正広の金曜日のスマたちへ」に出演し大きな反響を呼んだ。特筆すべきは、圧巻のライブパフォーマンスである。

——私自身、中村 中さんのライブには3回程足を運んでまして、『リンゴ売り』を聞く度に、何というか、すごく中村さんの純粋な気持ちに満ち溢れている曲だと感じていました。始めて聞いた時は、中村さんのエネルギーのようなものが、歌を通してダイレクトに伝わってきたことが今でも忘れられません。
中村「『リンゴ売り』は、ひらたく言うと春を売るというのが歌詞のモチーフにはなってはいるんですけど、それは表の部分であって、正面から愛欲や寂しさに向き合った作品です。私も含め、誰かを愛しながら生きていくのが人間だと思うし、愛していないと生きていけないのが人間で、そうすると人を求める寂しさから逃れられなくなるというか、まさにそれが人間の姿だろうと思っています。だから本質的には愛の歌なんです。私としては、普通に愛してほしいよ、と表現した曲だと思っています」
中村 中——この曲はデビュー前の19歳の時にご自身で作詞・作曲された歌だそうですね。なぜ、十代の頃の曲を今のタイミングで発表されることになったのでしょうか。
中村「それには、少しデビュー前のことをお話しないといけないんですが、ある音楽イベントに参加した時に『リンゴ売り』は、歌わないでほしいと言われたことがあったんです。その時は、何でダメなんだろうと疑問でした。十代の人たちが集まるイベントだったので、ショッキングな歌詞がそぐわないということだったと思うんですけど、それに対して私は十代だってきれいなものばかり見ているわけじゃないのに…って感じてました。ただ、そういう自分の想いとは別のところで、賛否両論ある内容なので発表を軽く考えられないなという想いもありました。デビュー曲の候補の一つでもあったんですけど、いきなりはどうなんだろうと見送ることになり、アルバムのどこかにちょこんと置くのも違うなということで、ここまで来たんですけど、発売日がデビューしてちょうど一年のタイミングでもあるので、ちょっとした覚悟、そんな気持ちで発表することにしました」

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