No.22 大林伸安 株式会社ノビテク

日本一の規模である3000人研修プロジェクトのマネジメント経験を引っさげ独立。また、企業のイメージキャラクターに『説教ペンギン』というちょっぴり小憎らしいキャラを採用するなど、ユニークな面も持ち合わせる。今、研修業界に新しい旋風を巻き起こしている『やれる気請負人』株式会社ノビテクの大林社長を徹底取材!
PROFILE
大林伸安(おおばやし・のぶやす)
株式会社ノビテク 代表取締役 やれる気請負人
一昨年、日本一の規模の研修実施プロジェクトを講師側総責任者としてマネジメントし、完遂させる。研修講師としても大手企業を中心に100社以上、経営幹部から新入社員まで、何万人もの研修実績がある。“やれる気請負人”として教育やコミュニケーションの促進により組織や人材のやれる気を引き出す。
http://www.nobetech.co.jp/
——イメージキャラクターの『説教ペンギン』。堅いイメージのある研修業界の中ではかなり奇抜なアイデアだと思うのですが?
大林「いやー、最初は周囲には反対もされましたよ。キャラクターにそんなにお金をつぎ込んでどうするんだって。それでも会社を設立した時からこれは絶対やろうって決めてたんです。日本には現在かなりの数の研修会社があって、発注する側は何を基準に選んでよいか分からないし、名前すら覚えてもらえないことだってよくあります。ここは強烈なインパクトでアピールしないとダメだって思ったんです。名前を覚えてもらえないなら印象で勝負しようと戦略的に考えました。研修どうしようかなって考えた時にふと『赤いペンギンの会社』を思い出してしまうという構図を作りたかった。」
やればやるほど喜ばれる仕事がしたい。だから、コンサルタントの道を目指した。
—もともと研修業界へ転身する前は証券会社で営業をされていたそうですね。しかも、営業で成果を出していたとお聞きしました。なぜ、別の道を選ばれたのですか。
大林「証券の営業ってどんなに頑張っても半分はクレームに繋がってしまうんですよ。相場は自分ではコントロールできないから儲かる人がいれば儲からない人もいるわけで。それで、どうせやるなら『やればやるほど喜ばれる仕事がしたい』って思いはじめたんです。会社を辞めて何をしようかな、と考えている時にコンサルタントという仕事を思いつきました。コンサルタントって会社を良くするというか、まぁ正直なんとなくカッコいいイメージがあるじゃないですか(笑)。で、これはやってみたいと思って新聞の求人広告に出ていた会社を何社か受けたんです。それが25歳くらいの時だったかな。」
——コンサルタントの場合、それなりの経歴が重視されますよね?経験やキャリアがないことで不安はなかったですか?
大林「そうなんです。あるコンサルティング会社の集団面接に行った時、周囲を見回してふと気が付いたんですけど、面接に来ている人が皆すごいんですよ。年齢も私より年上ばかりで、ちょっと履歴書を覗き込むとものすごい経歴だったりして。私といえば、資格は普通免許くらいしかなかった。その時はじめて場違いだなって思いました(笑)。面接官に『自分のことを頭が良いと思いますか?』という質問をされて真っ白になりました。で、その時のわたしの答えは『はい、めちゃくちゃ頭いいです!』という言葉だったんです。思わず…というか、もう半分ヤケでしたからね。そしたらその日のうちに『明日会社に来られますか?』という連絡が来て、受かったと思って大喜び。実際はまだ二次面接だったんですけどね。」
——『めちゃくちゃ頭がいいです!』が効いたのでしょうか?(笑)
大林「入社してから聞いた話ですが、集団面接の時のあのセリフはかなり強烈だったようで、二次面接の面接官が一次面接をやった方々から『自分のことをめちゃくちゃ頭がいい! と言い切ったヤツがいたんだけど会ってみる?』と言われたそうです。で、興味半分で呼んだらしいんです。二次面接では、面接官が部屋に来るや否や『内定ありがとうございます!』って叫びましたね。実力からいったら99%ダメだと思い一か八かの賭けにでたんです。結局、その強烈なインパクトで契約社員として補欠採用されました。実は、その時の面接官が後のわたしのボスになる江尻さんという女性です。よく私なんかを採用したもんだと感心しますし、感謝もしています。本当にすごい人で…いまだに頭が上がりませんよ。コンサルタントとしてのスタートはまさにゼロからでした。とにかく一つ一つ積み上げていくしかありませんでした。当初は本当に厳しかったですよ。仕事ができない、食えないってこういうことなんだと実感しましたね。」

















