特別企画 第5弾 アートでメシが食いたい

「現代アート」に熱くなれ!!
日本でアーティスト(芸術家)に対するイメージは、今だ「金銭に無頓着で、本能の赴くまま制作する、天才あるいは変わり者」という前時代的なものが中心ですね。
でもそんな清貧な異人は、現実にはほぼ皆無(表向きはそうだとしても)です。
彼らもごく普通の人々。ただ「アート」を仕事に選んだだけ。
「アート」をビジネスにするためには、アートの市場や顧客、そして時流を敏感に見極め、緻密な戦略を立てる能力が不可欠。それも自分の制作する作品のオリジナリティやクオリティに加えて、です。
そしてそれに成功した人がお金を得る。ビジネスとしては当たり前の構図ですが、労力は一般のサラリーマンの比ではないですね。それが「現代アート」ともなれば、なおさらです。
「現代アート」。さぁ、この言葉自体に拒否反応を示していますか?
そういう人が多いのも無理もありません。作品は難解で、解説を読んでも分かったような分からないような、消化不良な感覚しか感じられない…。私の出身校のある教授(一応筆者は美大出)も、「最近の作品は、『ビジュアル・フィロソフィ(目で見る哲学)』ばっかりだな」などと言い出す始末。
でも、現代アートを宮廷画家の描いた絵画などと同次元で考えることに無理があるのです。
一部の天才を除き、王様を始め顧客のために描いた画家の作品ならともかく、自らのメッセージや想いを作品に表現した現代のアーティストの作品を、知識も努力も無しに感じるのは不可能です。
さらに村上隆氏の言葉を借りれば、現代アートの鑑賞は「知的な仕掛けを楽しむ“ゲーム”」なのです。
ゲームである以上、制作側も鑑賞側も、ルールを理解しなければ参加すら難しいのも当然ですね。
だけど、知らずに人生を過ごすのはあまりにももったいない!!
そんな主旨で始まった、「アートでメシが食いたい」。
賛同してくれたのが、非営利目的の現代美術の任意団体、「ボイスプランニング」(神奈川県相模原市)。
彼らは決して大成功を収めているわけではなく、様々な苦労を重ねながら、制作活動に励んでいます。
しかし一旦アートの話が始まると、私も「会社員をやめて、アートの世界に入りたい!」と思ってしまうほどエネルギッシュで、また明るさにあふれています。インタビュー原稿を起こすときも、笑いをこらえるのが必死だったぐらいでした。文字制限の都合上、多くの部分(オフレコも含めて)を削らざるを得なかったのが残念です。
ぜひ彼らの日常の様子から、現代アートを楽しむコツ、そしてエネルギーを得てください。
一人でも多く、「アーティストってすごい!アートっておもしろい!」と感じてくれれば幸いです。
最後になりましたが、インタビューの橋渡しをしてくれた、「ボイス」に所属する予備校時代からの友人である雨宮庸介氏をはじめ、ボイスプランニングの方々に感謝いたします。
「アートでメシが食いたい」編集部
ボイスプランニング
2002年秋、活動開始。
年に2回の企画をスタジオに併設するスペースで行い、
『B.P Art Scholarship』と称したスカラシップでは、制作に邁進する作家に敬意をこめ、
現場で活用するボイスプランニング特製アイテムを贈るプロジェクトを行っている。
2006年からは新たに、注目する若手アーティストをセレクトし、
スペースを提供して展示を開催する『BOICE CHOP』をアポイントメント制にて公開。
2007年にトークイベント『よく研いだサーベルの柄[つか]で殴れ!』を一区切りとし、
2008年からはBOICE PLANNING第二期を始動した。

BOICE PLANNING
〒229-1101
神奈川県相模原市相原5-12-47-2F
TEL:042-770-5217
URL:
http://www.BOICE-PLANNING.net
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「現代アート」に熱くなれ!!
「ルール」と「制作の裏側」が見えれば、「現代アート」はこんなにおもしろい!
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